驚いたとき、ショックを受けたとき、感動したとき、ひどく怒ったときなどに使えるフレーズに”Oh my God!”というのがあります。 映画でもドラマでもしょっちゅう出てくるので、おそらくどこかで耳にしたことのある方が多いのではないかと思います。
Oh my God!
SNSなどでは頭文字を並べてOMG(オー・エム・ジー)と書いたりもします。
ところが、私が軽いノリでこのフレーズを使うのを聞いたある日、友達の一人に「神の名をみだりに口にする(“take the Lord’s name in vain”)のは良くないよ」と諭されたことがあります。彼女は敬虔なクリスチャン。彼女にとってGodは特別な存在であり、日常のちょっとしたことにGodの名を語るなど、とんでもないことなのです。
そういえば、映画「ガンジー」でガンジーが最後殺されるときに発する言葉が “Oh God.”だったと記憶していますが、本来だったらそういう場面で使われるべき言葉なのかもしれません。
同様に
Jesus!
というフレーズも怒りなどの否定的な感情とともに用いられますが、”Jesus” とは “Jesus Christ” つまりキリストのことなので、これもクリスチャンはそう簡単には口にしません。
”Oh my God!” はいろんな感情をこめることができて便利なフレーズだったのに・・とがっかりしてしまいますが、そこはご安心を。Godという言葉を避けつつ、同じ感情を表現できる言い方があります。
Oh my gosh!
Oh my goodness!
どちらも “Oh my God!”と同じ意味です。若い人たちはどちらかというと “Oh my gosh!” をよく使います。
Oh my……
で止めてしまってもOK。
”Oh my God!”はあまり頻繁に口にすると、クリスチャンでなくともなかには眉をひそめる人もいると聞きますから、ちょっと注意が必要ですね。これらの表現に置き換えればその心配もなく安心して使えますよ。
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