新緑の天城八丁池

山へ行こう

2019年5月3日(祝)

水生地~天城旧隧道~天城峠=上り御幸歩道=八丁池=下り御幸歩道~水生地 (約4時間)

天城の八丁池へ行ってきました。ゴールデンウィークなので混んでるかなと心配しましたがそうでもなく、お天気も時おり陽が差す薄曇りで、快適な山歩きができました。

国道411号線沿いに水生地下駐車場があります。今回はその向かい側の旧道(舗装されていません)をそのまま進み、水生地に車をとめました。

そこから天城旧トンネルまで歩きます。スミレがたくさん咲いていました。ギンリョウソウが群生しているところもありました。

トンネルの前にも駐車スペースがあります。ただ、トンネルを見に来た人たちが写真を撮るためにここに車をとめることが多いと思うので、ここは空けておいたほうがいいのかなと思って、私はいつも水生地に車をとめています。

水洗トイレと小さな東屋があります。登山口は東屋の横です。

登山口から15分ほど天城峠へ向けて坂を登っていきます。うまく写真に撮れませんでしたが、ニリンソウ(たぶん)が咲いていました。白くて小さいお花も。

登りきったところが天城峠です。

桜の花びらが落ちていたので周りを探したのですが、この辺りはほとんど花は終わってしまっていました。

大きなヒメシャラの木。見るたびに木の幹がツルツルになっていくように思うのですが、気のせいでしょうか。

途中、木の間から富士山が綺麗に見えました。天城には何度も来ていますが、富士山がこんなにきれいに見えたのは初めてです。

向井峠です。

この木の切り株ですが、ねじれた独特の形が印象的で通るたびに気にして見てきました。今回久しぶりに見ると、いつの間にかすっかり木が朽ちてしまっていました。以前はもっとしっかりと形が残っていたんですよ。あと数年もすれば、ホロホロとほどけるようにして、なくなってしまうのかもしれませんね。

途中、ワサビ田の横を通ります。

明るい林へ出たら八丁池まで30分弱。あとひと登りです。

この辺りから上ははまだ桜の花が残っていました。馬酔木の花も。

左側の視界が開けたら、あとほんとにもう少し。

登りきって左に折れるとすぐトイレが見えます。トイレの向かい側に見晴台へ向かう道があります。

見晴台からの八丁池。向こうに富士山の頭だけが見えました。

八丁池へ向かって5分ほど下ります。

少し奥のほうにある水神さんのところまで行ってみました。池には魚がたくさんいました。

八丁池から万三郎岳方面へ10メートルほど入ったところに分岐があります。「岩尾林道分岐点」方面へ数十メートル入った辺り、左側に綺麗なブナの林があるので立ち寄ってみました。

ぽかぽか陽気だったので、池のほとりではお昼寝をしている人たちもいました。私たちもゆっくり過ごして下山開始しました。帰りは下り御幸歩道を通ります。途中で何度かトカゲに遭遇しました。案外逃げないものなんですね。右のはニホンカナヘビ、左のは・・?

木の上のほうに丸いヤドリギ。

途中、以前伐採地だった森を通ります。殺伐としていて私は毎回気持ち悪いなあと思いつつ通るのですが、少しずつですが幼木がちらほら育って緑が戻りつつあるようなないような・・。

どんどん下っていくと、車道に出ます。ここから水生地まで20分くらいです。

帰りは「河鹿の湯」に立ち寄りました。共同浴場で、ボディーソープもシャンプーも、そしてドライヤーも何もありません。ロッカーもないので貴重品を置く場所もありません。でも、いつも新鮮なお湯がじゃぶじゃぶ溢れています。好みは分かれると思いますが、私は結構気に入っていて天城に行った帰りにはよく立ち寄ります。ゴールデンウィークだというのに、私が行ったときはだ~れもいなくて貸し切り状態でした。

すぐ裏を流れる川では「かじか蛙」の声が聞こえました。とても蛙とは思えない鳴き声。本物を聞いたのは初めてだったので嬉しかったです。いつか姿を見てみたいものです。

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