アメリカの宅配事情 時間指定の枠が10AM ~5PMって・・

アメリカに住んでいると、日本の宅配サービスがどれほど素晴らしいものかを実感できます。注文したらあっという間に届くし、配達の時間指定も2時間単位でできます。

アメリカではそんなことは夢のまた夢でした。

時間指定

ポストに不在票が届くと、その瞬間いつも「しまった!」とがっかりします。

パッケージを保管してある場所まで取りに行くことも可能ですが、それが何だかすごく遠かったりするのです。特にボストンに住んでいた頃は車を持っていなかったので、そんな二つも離れた街まで取りに行くのは不可能。

そこで、再配達を頼むことになるのですが、これがもう大変なんですよ。

日本では2~3時間単位で時間指定ができるし、正確にその時間に来てくれるので、こちらも予定が立てやすいですよね。でもアメリカは・・・

「時間指定をしたいんですが」と言うと、「OK,10時から5時までね」と言われたことがあります。それ、丸一日というのではないでしょうか・・?

ボストンでは学生をやっていたので、一日家にいられる日なんてそうそうありませんでした。が、そういう日を作るしかないので、無理やり一日空けました。夕方5時まで。

ところが、待てど暮らせど荷物はこない。午後5時までには来るって言ったじゃないの~! 結局来たのは7時頃でした。配達する人たちも長い時間お疲れさまです。

ある友人は、寒いからって「こたつ」を購入したんですが、それを受け取るために一日仕事を休んだのだそうです。

コンピューターは投げないで~!

私が留守にしているとき、宅配便のお兄サンが私が購入したパソコンを配達してくれました。たまたま近くに住む大家さんが中庭の芝生のお手入れに来てたみたいで、彼が受け取ってくれました。

彼曰く、配達のお兄サンはパソコンの入った箱を門のところから芝生の上に投げ入れようとしたのだそう。大家さんが慌てて「おーい、投げるなー!」ととめてくれたのでパソコンは無事でしたが、危ないところでした。

ちゃんとFragile(壊れ物注意)って大きなシールが貼ってあったんですけどね。

いろんな意味でアメリカの宅配業者さんたちは大らかで、最初のうちはイライラしていたものですが、人間は慣れるもの。だんだんその独特の間合いが当たり前になってきて、そのうち何とも思わなくなりました。

でも、パソコンは投げないでね。

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