硫黄岳:桜平~硫黄岳往復 

山へ行こう

2017年6月17日(土)

桜平~夏沢鉱泉~オーレン小屋~夏沢峠~硫黄岳~夏沢峠~オーレン小屋~夏沢鉱泉~桜平 (コースタイム4時間30分)

数日前に行ったばかりの硫黄岳に、今度は夫と一緒に再び行ってきました。

朝8時少し前に桜平に到着したところ、登山口から650メートルほどのところにある駐車場中は満車。既にその手前のあちこちの空きスペースに10台ほどの車がとまっていました。私たちも来た道を数百メートル戻り、ようやく天の岩戸付近に空きスペースを見つけて車をとめました。やはり週末は混みますね。

身支度をして出発。続々と車が入ってきて、そのたびに土煙があがるのを全身に浴びながら、ゲートへ到着。

ゲート前に白い花の咲く木がありました。ズミでしょうか。青空に白い花が映えます。

沢沿いの林道を30分ほど登って行くと夏沢鉱泉です。足元には可愛らしい花がたくさん。数日前の堅い蕾は黄色くほころんでいました。

夏沢鉱泉を過ぎたあたりから、だんだん登山道らしくなってきます。小鳥のさえずりが気持ちいい。

樹林帯がぱっと開けて前方に硫黄岳が見えると、オーレン小屋はもうすぐ。

オーレン小屋に到着です。

そこから20分ほど歩いて夏沢峠。

ここから硫黄岳を目指します。「迂回路」の看板の先の森の中には、イワカガミの蕾がたくさんありました。小ぶりの株だったけれど、花をつけたらきっとすごく綺麗。

この後急登になります。イワヒバリの囀りが遠く聞こえてきました。

坂をどんどん登って行くと、森林限界をこえ、展望が広がります。

数日前にはほんのいくつかだけ花をつけていたキバナシャクナゲですが、この日はこんなにたくさん咲いていました。

板のように重なった岩の様子を観察中。

硫黄岳頂上に到着です。

この頃には雲が多くなっていて向かい側の八ヶ岳連山はガスのなかでした。少し肌寒く感じつつも、お弁当を食べ、コーヒーも飲んでゆっくり過ごしました。

すぐそばに綺麗な羽虫が飛んできました。

歌を歌っている人もいました。後に、リピート山中さんという方だと分かりました。彼の歌をしばらく聴かせていただいてから、下山を開始しました。

砂と砂利でざらざらした道を広く平らなところまで下ったところに分岐の標識があります。当初は峰の松目まで行く予定でしたが、疲れたのと、頂上でゆっくりし過ぎたのとで、ここから直接オーレン小屋に下ることにしました。

なぜかこの辺りの木は根元がぐにゃりと曲がっていました。

小鳥がいたのですが、やっぱり遠すぎてうまく写りませんでした。鳥の写真ってむずかしい。

シラビソの森で厳かな気分になったところで、オーレン小屋に到着。前回諦めたボルシチをいただきました。

今回は数日空けての同じ山でしたが、ほんの数日間のうちにキバナシャクナゲなどは花の数がずっと増えていましたし、蕾だった花がほころんでいたりしました。お天気も、今回のほうが雲が多く、硫黄岳頂上からの八ヶ岳連山の表情も違って見えました。

山は時間の流れとともに変化しており、私はたまたましばらくの間、山と時間を共有しただけ。それを実感した良い山でした。

タイトルとURLをコピーしました