サンフランシスコ周辺  おすすめキャンプサイト

近場にハイキングに行くうちに何だかキャンプにも行ってみたくなり、早速キャンプに必要な道具を揃えて、ついにキャンプデビューを果たしました。それ以来、すっかりキャンプにはまってしまった私は、夫を説得してしょっちゅう近くのキャンプサイトに出かけました。同じところにばかり何度も通いつめたので、訪れたことのあるキャンプサイトはほんの数ヵ所ですが、どこも素敵だったのでご紹介したいと思います。

Mono Hot Springs

あちこちに点在する「温泉池」

私たちがキャンプデビューに選んだのはヨセミテ国立公園の南にあるMono Hot Springsというところ。ここには温泉が湧いている池(?)が点在していて、大自然のなかで温泉に入れるのです。

温泉が湧き出てお湯がたまって「温泉池」になっているので、静かにしていないと泥がもわもわっと上がってきてしまいます。「温泉池」は数か所あって、それぞれ温度が違ったので、自分好みの場所を見つけてそこでしばし過ごしました。水着は着用していますが(脱衣場などはありませんから着替えは車の中でささっと)何せ周りから丸見えですから、人が通るとちょっと恥ずかしい思いもしました。その時は私たち以外、水着を着てそんな泥のもわもわした池に入っている人なんていませんでしたから。でも、しっかりと硫黄の香りがしましたし、多少泥水になろうとも、その解放感たるや、そこでしか味わえないものでした。あれは楽しかった。

湖のほとりの広い広いキャンプサイト

キャンプサイトも素晴らしかったです。大きな湖のほとりで、一つのサイトが広いのなんの。お隣のサイトにいる人たちの姿が見えないくらいでした。あんなに広々とした開放的なキャンプサイトは他に知りません。

真夜中に響き渡る音 Bang! 

ただ、真夜中にちょっぴり怖い思いをしました。夜中に金属製の大きなゴミ箱をバーン、バーンと叩く音がするのです。あまりに大きな音だったので、私たちは二人同時に目を覚ましました。ひとしきりその音が続いた後は、まったく何の音もしない・・・あれがもし人だったら、ゴミ箱から遠ざかる足音がするはず。(まあ、人が意味もなくゴミ箱を叩いていたとしたら、実はそのほうが怖いかもしれませんね。)ということは、つまり熊?!

ヨセミテにあれだけ熊がいるのだから、ヨセミテのすぐ南のその場所に熊がいてもおかしくないし、そもそも熊がいるからこそ金属製のゴミ箱だったわけですが、その時は熊がいるなんて気持ちの準備ができてなかったので、あまりの恐怖に二人してずっと息をひそめていました。

それからしばらく。テントのすぐそばを「何か」が通る気配がするのです。何の音も聞こえないのですが、紛れもなく「何か」がいる気配。横にいる夫も同じように感じているらしく、その気配が消えるまで二人して身動きだにせず過ごしました。あれは、熊ではなかったと思います。おそらく、あの気配からしてキツネくらいの大きさの動物だと思います。

翌朝、売店でゴミ箱を叩く音の話をすると、お姉さんに「あ~あれはブラック・ベアよ。おとなしいから大丈夫よ~」と言われました。

そう言われても、その夜も私は怖くてなかなか寝つけませんでした。夫は、お姉さんの言葉にすっかり安心してグーグー寝ていましたが。まったく暢気なもんだ。

多少怖い思いもしましたが、とにかく素晴らしい体験でした。是非ウェブサイトも覗いてみてください。「温泉池」の紹介もされています。

Big Basin Redwoods State Park

Coast Redwoodの深い森のなかのキャンプサイト

Big Basin Redwoods SPはカリフォルニアで最も古い州立公園だそうです。ここは一度しか行ったことがないのですが、すごく大きくて、森が深くて、ここでキャンプしていると自然の懐に抱かれているような感覚をおぼえました。森が深く感じたのは、木の種類によるものだと思います。ここはコースト・レッドウッド(coast redwood)というセコイアの一種の自生地で、この木は高さ100メートルにまでなるものもあるそうです。こんな森のなかのキャンプサイトは珍しいのではないかと思います。

人気の高いサイトのようで、たくさんの人で賑わっていました。もちろん、それでもお隣のサイトとは少し距離がありますから、それほどお互いに気を遣う必要はありませんでした。

キャンプサイトは森のなかで、サイトのすぐ横まで車で入ることはできなかったので、駐車場に車をとめてサイトまで荷物を運びました。(大した距離ではありませんでした)

Coast redwoodの深い森に抱かれて過ごす夜。貴重な体験をしました。

ちなみに、ここにも熊はいるようです。食べ物の管理はしっかりしなければなりませんね。(それを怠ってしまうと罰金が科せられるようです。)といっても、食べものを置いておくための金属製のボックスや金属製のゴミ箱が用意されていますから、食べ物を木に吊り下げたり・・なんて面倒なことはしなくても大丈夫です😊

California State Parks
California State Parks, State of California

China Camp State Park

七面鳥・鹿・ウサギに会えるキャンプサイト

ここはサンフランシスコから近かったので、本当によく通いました。伸びやかな草原のキャンプサイトです。

ここに行くと必ず、本当に必ず、七面鳥と鹿とウサギに会えました。七面鳥の群れがゆっくりゆっくり私たちのサイトのなかを横切って行ったこともありました。人間を見ても、一定の距離があればそれほど警戒することもなく、のんびりと行動してくれるので、ゆっくり観察できます。

ただ一度、すぐ近くの草むらから七面鳥が一羽飛び出してくるなり、私たちに向かって羽を広げて威嚇してきたことがあります。どうしたんだろうと思って立ち止まると、その七面鳥は2羽のヒナを連れていることが分かりました。お母さんだったんですね。怖い思いをさせてしまいました。

ラクーンが突然現れたこともありました。朝テントから出ると目の前にいたので、お互いにしばらく見つめあってしまいました。ラクーンってテントの中を荒らしたりもするし、結構狂暴なんですって。その時は「あらかわいい!」なんて喜んで写真を撮りましたが、もしかしたら私たちのテントを物色しに来ていたのかしら。

    

ある時は、道端になぜかクジャクがいました。まさか野生のクジャクがいるわけはないので、あれはどこかから逃げてきてしまったのでしょうか。あまりに不思議な光景に車をとめてしばらく観察しました。クジャクは逃げもせず、車の横を悠々と横切って草むらのなかへ消えていきました。

ここにはいろんな小鳥もいました。私にとってのChina Camp SPは「動物に会えるのびやかなキャンプサイト」という印象です。

California State Parks
California State Parks, State of California

Austin Creek State Recreation Area

野ブタに会える素朴なキャンプサイト

ここは私たちが一番気に入って最も足繁く通ったキャンプサイトです。他のサイトほど施設は整っていないのですが、人も少なく、こじんまりした感じがすごく好きでした。そして何よりも、ここは必ず夜になると野ブタの声が聞こえてくる珍しいサイトでもありました。

細い車道をその突き当りまで進むとBullfrog Pondという池があります。あ、決して綺麗な池ではありません。泥水の茶色い小さい池です(笑) 名前のとおり、カエルもたくさんいます。でもこの池の浅瀬がどうやら野ブタたちのヌタ場になっているようで、夜になるとビチャビチャという鈍い泥の音に交じって「ブゴ、ブゴ」という声が聞こえてくるのです。

このキャンプサイトは予約ができないので早い者勝ち(first come, first served)ですが、ほとんど人がいないため、大抵このBullfrog Pondのすぐ目の前に特等席にテントを張ることができました。夜が更けてこの声が聞こえてくると「おっ、来た来た」とわくわくするのです。ブタの声を聞きながら眠るなんて、なかなかできることではありませんからね。

多くのキャンプサイトと同様、ここにも山の奥のほうへ続くトレイルがあり、よくハイキングもしていました。Bullfrog Pondの近くには草原が広がっていて、遠くまで見晴らしがいいのですが、しばらく歩くと道は森のなかに入っていき、そのうち小さな小川も出てきます。短時間に山のいろんな表情を楽しめる良いトレイルです。

サイトから見たBullfrog Pondの対岸には一本の桜の木が植わっていて、花が咲くころにはそれが水面に映って素敵でした。(茶色い泥水であっても)

池の横にはブラックベリーの藪もあって、それが実るころには良いおやつになりました。もちろん、私がそのおやつを独り占めしたわけではありません。鹿もよくそこへやってきて、ブラックベリーを食べていました。

夜になると、テントサイトの横の草原に寝そべって落ちてくるような星空を眺めました。星と星の間を人口衛星がすーっと動いていくのも見えました。

さて、私がここで一番の楽しみにしていた野ブタですが、彼らは夜行性なので声は聞けてもなかなか姿を見ることができずにいました。が、ある日、いつもより朝早くキャンプサイトを後にしようとしたときです。車でゆっくりとカーブを曲がると、目の前の道に野ブタが2頭歩いているではありませんか! もう感動しました。野ブタはシャイだったみたいで、車の姿を見るや否やすたこらさっさと逃げて行ってしまい、私は野ブタのシルエットしか見ることができせんでしたが、それでも本当にうれしかったです。

California State Parks
California State Parks, State of California

以上、サンフランシスコ近辺の私のお気に入りのキャンプサイトでした。近くにお住いの方、機会があれば訪れてみてくださいね。

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