金峰山・国師ヶ岳(大弛峠から) 2019年11月10日

山へ行こう

大弛峠から金峰山と国師ヶ岳へ登ってきました。

大弛峠は標高2360メートルの地点にあり、車が通行できる峠としては日本で一番高いところにあるのだそうです。山梨県側は舗装してありますが、長野県側はダート道なので、大弛小屋のご主人曰く、車高の低い車だと底を擦ってしまうこともあるのだとか。

大弛峠の駐車場には30台ほどしかとめられないので、満車になることが多く、皆さん、路肩に車をとめています。

私が駐車場に着いたのは8時前頃。山梨県側の路肩に既に10台ほど車がとまっていました。私も駐車場から100メートルくらい下った辺りに車をとめました。気温はちょうど0度でした。まずは金峰山へ向けて出発(8:19)。

しばらくは樹林帯を行きます。標高が高いせいか、普通に歩いているのに息があがります。

樹林帯のなかのちょっとした岩場を登りきると突然展望がひらけます。(9:08)

富士山を眺めながら休憩しました。

南アルプスの山々も綺麗に見えています。

道の両側にハイマツとシャクナゲが増えてきたら稜線はもうすぐ。

稜線に出ると360度、素晴らしい景色でした。

五丈岩まではごろごろした大きな岩の上を歩いていきます。

五丈岩の前でランチにしました(10:16)。コンビニで買ってきたいなり寿司の袋がパンパンに膨らんでいました。

風もなくお日様ぽかぽか。上着を羽織っていれば寒くなかったので、心ゆくまで景色を堪能できました。

よしよし、まだ富士山も見えてるね、と大満足で下山開始。(10:53)

行きと同様、帰りもアップダウンがありますが、朝日岳への登り返しのこの坂が一番急でした。

気持ちの良い樹林帯で疲れた足をほぐします。

大弛峠へ戻ってきました(12:40)。思ったよりも足が疲れていたので国師ヶ岳へ行くのはよそうかと思ったのですが、国師ヶ岳には登ったことがなく、国師ヶ岳だけのためにここまで来ることもないかと思ったので、やはり行ってみることにしました。

車道から入ってすぐのところに大弛小屋。

途中、国師ヶ岳方面と夢の庭園方面で道が分かれていたので、まずは夢の庭園へ。

広い景色がひろがっていました。シャクナゲも多く、花をつけたら本当に夢の庭園だと思います。

夢の庭園をそのまま進むと国師ヶ岳への道に合流したようですが、私は知らずに来た道を戻りました。

木の階段が延々と続きます。いつまで続くのかしらと、思わずすれ違った人に「ずっとこれ(階段)ですか?」と尋ねたほど。

階段が終わると岩のごろごろした道になります。

岩の道をしばらく進むと前国師ヶ岳(13:35)。ここからも富士山がよく見えました。

国師ヶ岳(13:47)。

富士山を見るとどうしても写真を撮らずにはいられなくなります。

国師ヶ岳は金峰山に比べると人も少なく、静かでした。陽射しが強かったので「日焼けしちゃうな~」と思いつつも、景色を眺めながらゆっくりおやつタイムをとりました。

帰りに大弛小屋に立ち寄って(14:35)コーヒーをいただきました。マンゴープリンを注文しようとしたら、なんと「はい、持ってって」と分けてくださいました。ごちそうさまでした。

実はこの夏、私は友人を一人滑落事故で失いました。この金峰山のルートは、数年前にこの友人と歩いたことのある道でした。道中、悲しくも懐かしく彼のことを思い出しました。またそのうち、思い出のなかの彼に会いに来ようと思います。

タイトルとURLをコピーしました