立命館大学(全学部)2018 解説

 

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第I問 第II問 第III問 第IV問 第Ⅴ問

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第I問

【1】

(A) 解答:(3)なかには人間の活動によって大きく変化した植物もある。

“They favored certain trees over others, effectively creating crops that we now call the cocoa bean and the Brazil nut, and eventually domesticated them.” <第2パラグラフ>

“… more than 8000 years ago, they selected plants with specific physical traits that are useful for humans. They cultivated and planted these species in their home gardens, in the forests they were managing. “<第2パラグラフ>

“That cultivations eventually altered entire regions of the Amazon……” <第3パラグラフ> 先住民たちがいくつか特定の植物を好み、それを栽培し始めたことによって、それらの種が増えました。代わりに数が激減して自然界では見られなくなってしまった種もありましたね。

(1)✖ ”For more than 8000 years, people lived in the Amazon and farmed it to make it more productive.” 「8千年以上にもわたって人々はアマゾンに住み、アマゾンをもっと生産的な土地にするために耕作をした」とあります。 ”500years”が出てきている文を見てみると、”While many of the communities managing these plants managing these plants died in the Amerindian genocided 500 years ago, …” とあります。ここは、「これらの植物を管理していたコミュニティは500年前のアメリカ先住民大虐殺によって亡くなってしまいましたが」と書いてあります。

(2)✖ 現在私たちがカカオ、ブラジルナッツと呼ぶ植物は、アマゾンに住んでいた先住民によって栽培され、アマゾンの広い範囲で現在でも見られます。Modern tree communities in Amazonia(現代のアマゾンの木の群落は) are structured (構成されている) to an important extent (広い範囲にわたって)by a long history of plant domestication by Amazonian peoples.(アマゾンの先住民族らによる栽培の長い歴史によって)

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(B) 解答:(2)

彼らはいろんな場所に散らばってはいたが、お互いに社会的なつながりを持って生活した。(”The ancient farmers and gardeners of the Amazon / would probably have lived in groups of settlements  / separated by distance / but linked by trade and communication / along the rivers  / that cross and irrigate the forest.”)  

(C) 解答:2 「将来どんな研究をすればよいかを示している(将来の研究をするのに価値のある場所を示している)」

“Because it brings together two different data sources, the study also suggests areas of future research. “<第6パラグラフ>  

(D) 解答:4 「(アマゾンの)熱帯雨林に害の少ない方法で穀物を生産する方法があるかもしれない」

“Human societies increased the abundance and distribution of useful species. This can also be used to preserve the forest. We can use this as an opportunity to reduce the impacts of deforestation. Now we have huge plantations of soybeans that are destroying the Amazon — while in the forest we have lots of plants that could be cultivated while maintaining the forest as it is. “<第7パラグラフ>

手つかずの自然が残っていると思われていたアマゾン川流域には、実は8000年も前からいくつかの特定の植物を栽培していた先住民が住んでおり、それが熱帯雨林の生態系に多大な影響を与えたことが研究により判明しました。先住民により森は変化したものの、熱帯雨林の自然は残っています。現在、大豆の栽培の耕地拡大のための森林伐採により、森が失われつつあります。でも、先住民のやり方に倣って、森林での栽培が可能で、且つ人間の役に立つ植物を栽培・収穫する方法を取れば、森を守りつつ人の役に立つ農業を続けることが可能になるのではないか、と彼女は言っているのです。

【2】

(1) 2

“Indigenous people, we’ve learned, altered the ecology of the Americas as surely as the European invaders did. “<第一パラグラフ>

(2) 2

“…says Carolina Levis, a scholar at Wageningen University who helped lead the study.” <第2パラグラフ>

“…says Jose Iriarte, an archaeologist at the University of Exeter who was not connected to the study.” <第3パラグラフ>

(3) 3

“but also introduced some new animal species to the Amazon”  ←これについては記載がありません。

(4) 1

“It is very reliable,” he says, “since it included not only archaeologists, who have been stressing the larger role played by humans in shaping Amazonian forests, but also botanists and soil scientists, among other natural scientists.” <第4パラグラフ>

(5) 2

“They can also include soils known as ‘Amazonian dark earth,’ a black mixture of charcoal and organic material that resulted from ancient Amerindian slash-and-char techniques. “<第5パラグラフ>

 

【3】解答:3 「人類がどのようにアマゾンの生態系に影響を及ぼしたか」

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第II問

[1] (A) 1

ラオスの素晴らしい自然を楽しんでいたが、鎖につながれ、背中に(客を運ぶための)椅子をつけた4頭の象の姿は「気分を台無しにした」。

(B)3 

象が安全に「支え」られる重量

(C)1 

象に乗ること(人を乗せること)が実は象にとっては苦痛であることに観光客の多くは気づいていない。

(D)3

悲しいことに、数ある象のワークキャンプのなかで、howdahを「禁止している」のはElephant Villageだけである。

(E)2

次の文に this last pointとあり、そこから象の出生率の話になる(10頭の象が死ぬのに対してたった2頭しか生まれない)ので、give birth「子供を産む」が入る。

(F)3

木材搬出「ではなく」客を乗せるのに必要な技術を教えている。

(G)2

残念なことにキャンプでは自由に象を「虐待/酷使」できる。

(H)1

象の労働時間を減らし、子供を産む時間を与えることで、「基準を向上させる」ことをこれらの企業に促している。

[2]

㋐「完全な廃止」4 (観光客が象に乗ることをやめさせる)

㋑ 2 (象の数が減ってしまった理由)←直前の文に書いてある。

㋒ 4 (単独でいるのを好む象)

㋓「限られた数の幸運な象」1 (Conservation Centreの象)

㋔ 4 (Elephant Conservation Centreのスタッフ)

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第III問

[1] ㋐8 ㋑3 ㋒2 ㋓10

A:おはようございます。どんなご用件でしょうか。

B:おはようございます。どうやら荷物を受け取り損ねてしまったようです。

A:不在票はお受け取りになりましたか。

B:いいえ、受け取っていません。

A:おかしいですね。通常はお客様の郵便受けに不在票を置くのですが。でも確認はできます。お名前をお伺いできますか。

B:ボブ・タナカです。

A:分かりました。ご住所は?

B:4400 Green Street、4号室です。引っ越してきたばかりなんです。

A:ああ、ちょうどよかった(あなたは幸運に恵まれているようです)。あなたのお荷物はダウンタウンの郵便局の本局で保管されています。受付で身分証明書を見せてお荷物をお受け取りください。

B:助かりました。ありがとうございました。

 

[2]

㋕8 ㋖2 ㋗5 ㋘1

A:こないだの月曜日、授業に来てなかったわね。

B:そうなんだ、病気で寝てたんだよ。

A:もう元気になった? 宿題はやったの?

B:宿題? そんなの知らなかったよ。何が宿題に出てたの?

A:チャプター4を読んでまとめなきゃならなかったの。

B:チャプター全部? それは大変そうだなあ。

A:ええ、私は終わらすのに3時間かかったわ。

B:そんなに? 先生、きっと僕が宿題をやってないことを知ったら快く思わないだろうなあ。

A:そうね。授業の前に先生に話をしに行ったほうがいいかもしれないわよ。

B:先生、ご機嫌だと思う?

A:多分それはないわね。彼女、月曜日の朝はいつもご機嫌ななめだもの。

*She never is (in a good mood) on Monday morning.

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第IV問

(A)2

主節を見ると I would buyとなっていますので、仮定法であることが分かります。「もしお金持ちだったら、大きな家を買うんだけどなあ」

(B)2

studentが単数なので、ここで当てはまるのは every だけです。(all students/most students/some students)

(C)3

the girl (主語)+had(動詞) 、her mother(主語)+had(動詞)と二つの文が含まれています。二つの文(主語+動詞)をつなぐことのできるのは、ここでは関係代名詞のthatだけです。「その少女は彼女の母親が持っていたのと同じ宝石を持っていた」

(D)1

the factは名詞なので、その前に置くことができるのはここではdespiteだけです。even thoughの後にはS+Vの文がきます。in spiteは、in spite ofであればOKだったのですが、ofがないので不適格。whileの後にはS+Vの文が置かれます。動名詞が置かれることもありますが(while driving…等)the factのような名詞が来ることはありません。

(E)3

このifは条件節のifです。中学で勉強した If it is sunny tomorrow, I will go out.と同じです。つまり、if節の内容は未来を表しますが、現在形を使うというものです。「その食べ物は今週末までに食べるのがベストだ」という意味ですが、the foodが主語になっているので受け身の形をとる必要があります。

(F)1

Before going out, she checked the time. 前置詞のbefore。前置詞の後は必ず名詞でなければなりません。

Before she went out, she checked the time. 接続詞のbefore. 必ずS+Vが続きます。

(G)3

warn … to do 「…に~するように警告する」 warn… not to do 「…に~しないように警告する」 to不定詞を否定するときは、必ず不定詞の前にnotを置きます。

(H)1

彼女は気づいた she realised / 財布が盗まれた it was stolen 別々に書くとこの二文になりますが、財布が盗まれたのは彼女がそれに気づくよりも前に起きたことなので、時制のずれを示すために、ここでは過去完了を用いて it had been stolen とします(大過去)。

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第V問

[1]

(A) 3

have an appointment 予約している

(B) 1

accompany 「同行する」=come with

(C) 2

judgement 「判断」

(D) 3

unlimited 「無制限の」

(E) 3

quote 「引用する」 a line of poetry 「詞の一節」

 

[2]

(A) 1

marvelous 「驚くべき・素晴らしい」 impressive 「素晴らしい・印象に残る」

(B)2 

justice 「正義・公正」 fairness 「公正」

(C)4

mend 「修繕する・修理する」 repair 「修理する」

(D)2

applicant 「候補者・志願者」 candidate 「候補者」

(E)2

mentor [méntɔːr] 「良き指導者・先輩・助言者」 guide 「指導者」

 

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