雲見浅間神社/烏帽子山(西伊豆)お腹がぞ~んとする狭い頂上からの絶景 2019年6月25日

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西伊豆の雲見あたりをドライブしていると、ふと面白い形をした島が目に入りました。そこで、Uターンしてそちらへ向かいました。

波辺には漁船が数隻。そこから歩いて数分、面白い形をした島には「思い出岬」という名前がついていました。

突然頭上でバラバラバラと爆音がしたので見上げると、こんなのが2機飛んで行きました(家に帰って調べてみると、これがあのオスプレイでした)。

駐車場へ戻ってくると、お掃除をしている人がいました。

そこで、その方に「ここ(浅間神社)、結構遠いですか?」と尋ねてみると「あなたの足でも、往復40分はかかるね~。でも登ったらすごいよ~。登ってきて良かった~と思うよ。」というお返事。そう聞くと興味がわいて、神社まで行ってみることにしました。

階段をちょっと上ると雲見浅間神社の拝殿がありました。

な~んだ、この調子なら上まで行くのもすぐだわ~なんて思いながら先へ進むと、

一枚の写真には入りきれない、長~い階段が続いていました。途中からは、傾斜も急になっています。階段も下の方に比べると踏面(奥行)が狭くて歩きにくく感じました。

中之宮

階段をのぼり切ると、ちょっと登山道ぽい道になります。そのまま進むと本殿。

扉を開けてお参りできるようになっていたので、そうさせていただきました。

で、この時点でここが「烏帽子山」だったことが分かりました。以前、雲見でキャンプをしたときに「烏帽子山に登るといいよ」と言われていたのですが、それがここだったんですね~。 烏帽子山はマグマの地下の通り道が隆起してできた山なのだそうです。

それにしても、烏帽子山という名前からも分かるように、何とも狭い頂上。切り立った崖の上です。もちろん、ちゃんと柵で囲ってありますが、高所恐怖症の私はすっかり足がすくんでしまい、恐る恐る写真を撮りました。

すぐ下に本殿の屋根。この時は雲がかかっていましたが、ここから富士山も見えるようです。

素晴らしい眺めなのは本当なのですが、ここここ怖い・・・ でも高所恐怖症でない人にとっては楽しめる場所だと思います。私はもうほんとに怖かった。

それでもちょっと頑張って下を覗き込んでみると、青い海がすごく綺麗でした。西伊豆の海は本当に美しいですね。

頂上をあとにすると(といっても5秒くらいで本殿ですが)ほっとして、思わずもう一度扉をあけてお参りをしました。「無事でした。ありがとうございました。」

のぼってきた階段を下ります。30段くらい下りたところで、何段あるか数えてみようという気になり、わざわざ戻って、数えながら下りました。

ところが、200段をこえた辺りで、右側の藪でガサガサと音がするのです。藪がざわざわ揺れています。目を凝らすと何やら黒い動物が見えました。「熊じゃないよね、熊はいないよね・・・イノシシ? イノシシも危ないのかな。それともアナグマ?」頭の中で聞こえる自分の焦った声。目を凝らしてもう一度そちらを見ようとした瞬間、相手もこちらに気づいたらしく、その黒い動物はぱっと身を翻して藪の中へ駆け込みました。

あ~怖かった。何事もなくてよかった。でも代わりに階段の数を忘れちゃった。

今思えば、やっぱりアナグマだったのかな。雲見でキャンプしたときにも同じように黒っぽい動物を見たんですが、地元の人に「そりゃアナグマだよ」と教えていただいたので。

烏帽子山、黒い動物にはドキッとさせられましたが、期せずして以前勧められた山に登ることができてラッキーでした。(頂上ではお腹がぞーんとしたけれど)

高所恐怖症でない方、近くに行かれたら是非立ち寄ってみてください。なかなか楽しいと思います。(実際には往復40分まではかかりませんでした)

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