乗鞍岳へ行った帰り、何となくもう少し自然のなかに身を置いていたくなって、いきなり電話をして泊めてもらうことになったのが、沢渡の第二駐車場の入口の目の前にあるゲストハウス「ともしび」でした。
実はここに泊まるのはこれで2度目。初回はグループで冬に上高地を散策したときでした。上高地へ行くのにすごく便利な立地、そして素泊まり3000円(税抜)というびっくりするお値段。
画家であるオーナーと奥さまお二人で切り盛りしてらっしゃいます。ご主人とは言葉を交わす機会がなく、すべてのやり取りを奥さまとしたのですが、この奥さまが本当に気さくで感じのいい方なんですよ。すぐに打ち解けてなんでもお話しできそうな方。それもこのお宿の魅力のひとつだと思います。
前回4人で泊まったときは2階でしたが、今回は1階の廊下の一番奥のこのお部屋。鍵もかかるので、一人でも安心です。基本的に、別のグループの人たちと相部屋になることはないので、混んでる時でも一人で予約すれば一部屋使わせてもらえます。壁にはオーナーの絵が飾ってありました。WiFi完備です。
こちらがお風呂。弱アルカリ性低張性温泉と記載がありました。屋根はありますが半露天風呂ですから、湯気がこもらない代わりに虫が飛んできたり葉っぱが舞い込んできたりします。そこがまた野趣あふれるお風呂とも言えます。
私は前回お邪魔したときからこのお湯が大好きで、今回もこれが楽しみでした。滞在中は何度でも入れるので、私はなんと4回も入ってしまいました。お湯は熱め、ぽかぽかとよく温まります。タオルと、ボディーシャンプー、リンスインシャンプーが置いてあります。
さて、今回私は夕食もお願いしました(1000円)。チェックインしたときに時間を決めたのですが、その時間になるとすき焼きを部屋まで持ってきてくださいました。
おかげで気兼ねなく食事することができました。食器を返しに行ったときに、翌朝の朝食もお願いすることにしました(500円)。「ご飯とお味噌汁と納豆しかないけど」と引き受けてもらえました。
朝食は、他に泊まっていた3人グループと、キッチンのお隣の部屋でいただきました。カナダ人二人とアメリカ人一人。一人はまだ博士課程の学生さんだとか。一人での気兼ねしない食事もいいですが、やっぱり何人かで食卓を囲むのは楽しいですね。
最近では海外からのお客さんも多いのだそうです。韓国からの25人の団体さんの予約も入っているのだとか。彼らは自炊するのだそうです。
さて、朝食で同席した3人はその日焼岳に登るとのことだったので、チェックアウト後、中の湯まで彼らを車で送り届けてから家路につきました。焼岳、前日までは雨の予報だったのが、当日は前日曇りに変わっていたんですよね。あ~もう少し早く分かっていれば! まあ梅雨時のお天気ですから仕方ないですね。焼岳は次回です。
話はそれましたが、ゲストハウス「ともしび」、山の拠点にするのにぴったりです。お宿のHPにある「気軽に泊まれる山小屋風ゲストハウス」そのままの雰囲気です。私はその家庭的な雰囲気がとても居心地が良くて好きでした。天井の隅に蜘蛛の巣があったりしたのですが、それもまたご愛敬(お部屋自体はすごく綺麗でした)。お世話になりました~。