2016年5月28日(土)
瑞牆山付近に「カンマンボロン」と呼ばれる岩があります。カンマンボロンとは大日如来・不動明王という意味だそうで、弘法大師がその梵字をこの大きな岩に刻んだと言われています。ちょっと面白そうなので山の先輩にお願いして連れていってもらいました。
車はみずがき自然公園にとめます。カンマンボロンを通るパノラマルートへの入口は、公園の少し手前にあります。以前は普通の登山道だったようですが、今は地図には載っていません。でも、髄所にペンキマークがあるので迷うことはないと思います。登山道はしばらく天鳥川に沿って続いているのですが、登山道への取りつきだけがちょっと分かりにくいので、こちらのページを参考にしてください。
<今回歩いたルート>
みずがき山自然公園~カンマンボロン~瑞牆山~不動滝~林道終点~みずがき山自然公園
ヤマツツジが綺麗でした。ちなみに、このヤマツツジは食べても大丈夫なのだそうです。もちろん、何か特別なことでもない限りわざわざヤマツツジを食べることはないとは思いますが、知っておいて損はありませんよね。せっかく教わったので試しに食べてみたところ、ちょっと酸っぱくて、全然おいしくはありませんでした。ヤマツツジは食べてもOKですが、レンゲツツジはダメなのだそうです。
このプレートから50メートルほどトラバースしたところに、カンマンボロンへの取りつき点があります。カンマンボロンは登山道からは少しはずれているので、気をつけていないとそのまま通り過ぎてしまいます。踏み跡はあるので、注意していれば大丈夫です。
カンマンボロンへ向かう道はすごく狭いので、取りつき地点にザックをデポして空身で向かうと良いと思います。
岩に取りついている人たちもいました。そういえばこの瑞牆山やその周辺はクライミングやボルダリングのメッカでもあるんです。
登山道に戻って登っていくと、シャクナゲが出てきます。
大きな岩が多いです。
いきなり虫の写真なんて載せてすみません。べつに虫が好きなわけではないんですが、この虫、よく見ると口(?)の辺りがふさふさしていて面白かったので。
富士山が見えましたー!
シャクナゲを楽しみつつも急な坂はかなり足にこたえます。やっと登り切ったところに見えたのがこれ。
こんなに群生したイワカガミを私は初めて見ました! 急な坂を登ってきた甲斐があったというものです。
さらにしばらく登ってから、一般ルートと合流します。見上げると怖いくらいの大きな岩です。
瑞牆山頂上
岩の上で休んでいると、すごく綺麗な鳥が飛び出してきました。
不動滝です。写真だと分かりにくいですが、綺麗な水がジャブジャブ流れているので、手や顔を洗うと気持ちいいです。私はしませんでしたが、一緒に行ったメンバーは気持ちよさそうに顔を洗っていました。
途中、イチヨウランを見つけました。写真に撮るのが難しくて、たくさん撮ったのに全部ピンボケでした。残念。(でも載せます😊)
こんな面白い岩がありました。どうすればこんな形になるんでしょう。
帰ってきました。みずがき山自然公園には売店があり、地元の野菜なども買うことができます。私は、地元のアカシアはちみつを買いました。アカシアはちみつ、さっぱりしてて好きです。
パノラマルート、すごくお勧めのルートです。ちょっと岩をよじ登ったりするところもあって楽しいです。いつからあるのか分からないような今にも切れそうなロープなどに「置き去りにされた感」があって寂しいですけどね。