映画やドラマなどを見ているとよく出てくるこの表現。いろんな状況で使われます。
1.「勘弁してよ」「いい加減にしてよ」
気に障ることをする相手に対してうんざりしているときなどに「もういい加減にしてよ」と言いたいとき。
アメリカのテレビドラマ「13の理由(13 Reasons Why)」のS1E1のある場面。ハンナに密かに思いを寄せるクレイに、ハンナの親友のキャットがクレイに思いを打ち明けるように促します。そんなキャットにクレイが Give me a break! と返しています。
Kat: Are you gonna tell her? 「彼女には打ち明けるの?」
Clay: Tell her what? 「打ち明けるって何を?」
Kat: Oh, please. I’ve known you this entire century. 「あのね、私はアンタのこと、ずーっと知ってるのよ。(アンタの気持ちなんてお見通しよ)」
Clay: Oh, give me a break! 「いい加減にしてくれよ」
2.「大目にみてよ」
過失や不手際などを相手に寛大に受けとめて欲しいときにも使います。
例えば誰かが待ち合わせに遅れた場合などに、
Give him a break. He was only 5 minutes late. 「まあまあ大目にみてあげてよ。たった5分遅れただけなんだから」
または、スピード違反で警察に捕まったときなどに、
Policeman: You were driving too fast.
Woman: I am sorry, officer, but please give me a break. I have a very important job interview and I cannot be late for it.
3.「信じられない!」「うそでしょ」
何かに対して「そんなのありえない」「信じられない」と驚きを示す場合にも使われます。
Rena said she saw Keanu Reeves at the restaurant around the corner. 「レナがすぐそこのレストランでキアヌ・リーブスを見たって!」
Give me a break! I doubt any movie star would come to such a small town. 「まさか! 映画スターがこんな小さい町に来るはずないよ。」