2019年5月19日(日)
夫と大野山を歩いてきました。大野山は丹沢山塊南西部に位置する初心者でも安心して楽しめる良い山です。今回歩いたルートでは、途中サンショウバラも見ることができました。サンショウバラの見頃はちょっと過ぎていましたが、ここでサンショウバラが見られることを知ったのは収穫でした。
山北駅~(古宿経由)~大野山~谷峨駅 (コースタイム約3時間)
当初は谷峨駅から歩き始めて時計回りに周回する予定だったのですが、山北駅で30秒ほどの差で電車に乗り遅れてしまったため、次の電車を待つかわりに山北駅から反時計回りに歩くことにしました。(個人的には谷峨駅から歩いたほうが楽しめるような気がします。)
車は山北町役場にとめました。駅から5分ほどの距離です。この辺りにはツバメが多く、いたるところでツバメの巣を見かけました。
しばらく車道を歩きます。ところどころに「大野山はこちら」と案内があって助かりました。
途中、丸く閉じている葉っぱをたくさん見かけたので、中に何かいるのかなあと何となく葉っぱを広げてみると、毛虫みたいなのがいました。ちょっと気持ち悪いので、怖い人は見ないでください。(見えちゃうかな)
これは蝶々になるのかしら。それとも蛾? いずれにしても、気持ち悪かったです。私は昆虫が特に苦手なわけではないつもりですが、こういう長細い形をしたのはちょっと・・・。(と言いつつ写真を撮っている自分が、自身でもよく理解できません。)
この案内版を見てからも、まだ車道歩きです。しばらく行くと集落がありました。
小学校もありました。
小学校のすぐ近くにサンショウバラが群生している場所がありました。見頃は少し過ぎていましたが、ここでサンショウバラが見られるとは思っていなかったので感激でした。
見頃は過ぎているようでしたが、いくつか蕾も残っていました。
ここで車道から離れます。
この可愛らしい案内に導かれて少し左に入っていくと、水子地蔵さまがありました。
そのまま先へ進むと、元の道とすぐに合流します。
近くにハイキング道路あり?
「近く」じゃなくて、「ここ」がハイキング道路なんだけどな、と思いつつ・・
それとも「ここ」の他にもハイキング道路があるから、ここから発砲しないようにってことかしら? いずれにしても「発砲」とは穏やかではないですねぇ。
この長~い階段を登りきったら頂上はすぐです。ここにはカナヘビがいっぱいいました。 右側には牧草地が広がっています。
鳶(?)が空中でピタッととまったまま下を覗き込むようにして獲物を探していました。 階段を登りきると視界が開けます。
そこから15分ほど歩くと頂上です。頂上は広場になっていて、周りの山々を眺めながらゆったりと寛ぐことができます。
広場で丹沢湖方面の山々を眺めながらゆっくりランチして、今度は谷峨駅の方へ下山開始。
どれもウツギ(の仲間)だと思うのですが、赤、赤x白、白と色がいくつもありました。赤いのと白いのはいいのですが、なぜ赤と白が混じったような花が咲くのかが不思議です。
開放的で気持ちのいい道が続きます。
道端にはお花がたくさん咲いていました。
しばらく下っていくと、無人の売店がありました。ここでかりんジャムを買いました。
売店のところで車道をわたり、ハイキングコースを進みます。
時々舗装してある道を通ったり舗装されていないハイキングコースに戻ったりしますが、親切な案内があちこちにあるので、それに従って進んでいきます。
フタリシズカがたくさん咲いていました。
ここでハイキングコースは終わりです。ここからは駅まで車道を歩きます。
途中渡った橋。10人以上同時に渡らないようにと書いてありました。こんなに大きな橋なのに10人以上同時に渡れないなんて、老朽化が進んででもいるのでしょうか。そう言われると、何とも足もとが心もとなく感じられ、ゆっくりとなるだけ静かに歩きました。
それから伸びやかな田んぼ道を歩きます。カエルの声が聞こえてきました。これからきっとカエルの合唱が賑やかになることでしょう。
谷峨駅に到着しました。が、なんと13時台は電車がありませんでした。待ち時間は長かったですが、駅舎に置いてあるノートの皆さんの書き込みを読んだりおやつを食べたりして、穏やかな時間を過ごしました。
谷峨駅は無人駅。お隣の山北駅で降車して、駅員さんに「谷峨からです」と自己申告して料金を支払いました。この長閑な感じが良いですね。
山北駅から少し歩いて、さくら並木沿いの「さくらカフェ」に立ち寄りました。大野山の山頂付近にあった牧場に「さくらカフェでここでとれた牛乳を80%使って作ったソフトクリームが食べられます」とあったからです。
ソフトクリーム、美味しかったです。目の前の桜が咲く時期には、これまた素敵だろうなと思いました。
お食事もおいしいと評判です。今回はランチの時間を過ぎてしまっていましたが、次回は是非何かお料理もいただきたいと思います。
今回印象深かったのが、行く先々で地元の皆さんが私たちに挨拶をしてくださったことです。なんだか歓迎されているようで嬉しかったです。山北町、やさしい町でした。お世話になりました。