甘利山・千頭星山(山梨県)~山肌を赤く染める一面のレンゲツツジ~ 2019年6月22日

山へ行こう

2019年6月22日(土)

甘利山へレンゲツツジを見に行ってきました。ずっとガスがかかっていて、富士山はおろか、100メートル先もよく見えないほどでしたが、霧のなかに浮かび上がる鮮やかなオレンジ色のレンゲツツジの大群生は素晴らしいものでした。

せっかく出向いて甘利山だけではもったいない気がしたので、その先の千頭星山まで足を延ばしました。よく整備されて歩きやすい道でしたが、時々結構な急登もありました。

甘利山駐車場は県道613号線の「甘利山入口」を曲がってから道なりにずーっと上ったところにあります。駐車場手前まで舗装路です。ナビは「 甘利山グリーンロッジ 」にセットしました。

駐車場にはバイオトイレがあります。

甘利山への登山口の入口付近で、人懐こいわんちゃんがお出迎えしてくれました。

ヤマツツジの鮮やかなオレンジ色が映えます。

甘利山へは20分ほど。あっという間に到着です。

本当に山一面が赤く染まっていました。麓から甘利山の山肌が赤く見えるというのも頷けます。

そのまま千頭星山(せんとうぼしやま)へ向かいます。甘利山から千頭星山へは、ずーっと笹原の中を歩きます。

立派なツツジの木がありました。

周りではウグイスが賑やかでした。ウグイスはなかなか姿を見せてくれないのよね・・と思いつつ声のする方を見回していると、遠くの枝の上に向こうを向いて鳴いているウグイスを見つけました。カメラを構えるとすぐに逃げてしまいましたが、ほんの少しだけ囀ってくれました。

初めて姿を捉えることができた記念&忘備録に。「え、これだけ?!」なのですが・・・。

結構な急登を登っていくと、青木鉱泉との分岐に出ます。ここから千頭星山までは概ね平坦な道です。

鹿の食害

一瞬霧が少し晴れたので振り返ると、笹原が広がる伸びやかな風景。

土の中に伸びる笹の根っこがバネの役割をして、その上を歩くとトランポリン気分を味わえる箇所があります。そこを過ぎてひと登りすると頂上です。

千頭星山の頂上は樹木に囲まれていて眺望はありません。

ささっと行動食を食べて下山開始です。

霧と大木とサルオガセ。これが揃うとすっかりお化け屋敷の風情です。

途中雨粒がパラパラと落ちてきたので合羽の上着を着込み、急いで下りました。甘利山に戻って来た頃には雨はやんでいました。

ほんの一瞬だけ、薄日が射したようにも感じました。

今回は夕方からの仕事に間に合わせるため、かなり強行なスケジュールで出かけた山でしたが、多少無理してでも行ってよかったなあと思います。霧に包まれた風景もなかなか素敵なものですね。

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