快晴の金時山 2019年5月10日

山へ行こう

2019年5月10日(金)

金時山登山用駐車場~金時山~乙女峠~乙女口~金時山登山用駐車場(コースタイム3時間40分)

久しぶりに金時山に行ってきました。箱根仙石原の金時神社近くに登山用の駐車場があります。有料駐車場を通り過ぎて奥へ進むと、無料の駐車場があります。朝8時40分ごろ無料駐車場に到着したところ、駐車場は満車だったのですが、路肩にスペースがあったのでそこに車をとめました。既に路肩には数台車がとまっていました。

こちらが無料駐車場奥に見える建物がトイレです。

まずは公時神社でお参りします。今日も無事怪我無く戻って来れますように。

本堂に向かって左手に、金太郎さんのまさかりがあります。「ハチ注意」の貼り紙もありました。

神社の本堂へ向かって右手から登っていきます。

杉並木のなかを歩いていきます。傾斜はそれほど急ではありません。しばらく行くと左側に「金時手毬石」が祀ってありました。金太郎がこの石で遊んだのだそうです😊 金太郎さんは力持ちですからね。

ほどなくして、車道を横切ります。そのまままっすぐ登山道を進みます。「金時神社奥の院」と書いてあったので、登山道から右へ少し入ってみました。大きな石が祀ってありました。

ここですぐ上の木にツツドリがとまりました。写真を撮ろうとカメラを取り出すと飛んで行ってしまいました。残念。

この二つに割れた大きな岩が「金時宿り石」です。ここに金太郎と山姥が住んでいたという伝説があります。

だんだん傾斜が急になってきます。土が流れだし、木の根がむき出しになってしまった道。痛々しいです。

荒れた道を登り切ると、ときどき視界が開けるようになり、仙石原の街並みや遠くに芦ノ湖をのぞむことができます。視界が開けるたびにひと息つきながら、頑張って登って行きます。

最後の20分くらいは、さらに傾斜がきつくなりますが、頑張って登っていきます。それを登り切れば頂上ですから!

頂上に到着です。頂上には外国人の方も多かったです。

富士山の頂上付近に雲がかかってはいましたが、本当にお天気が良くて素晴らしい景色でした。岩の上に座って富士山を真正面に眺めながらランチにしました。

猫ちゃんもいました。私がおにぎりを食べているとやってきて、ニャーと鳴いていました。いい匂いがしたかな。ごめんね、私ばかり食べちゃって。

金時山頂上には「金太郎茶屋」と「金時娘の茶屋」があります。

トイレもあります。

山頂でゆっくりしたら、今度は乙女峠方面へ下ります。赤土が滑りやすいので足もと注意です。

ちょっと下って登り返し、もう一度下ってもう一度頑張って登ると長尾山頂です。広場になっていました。眺望はありません。

しばらく下って行くと、休憩所に出ました。テーブルとベンチがあって見晴らしもいいです。

そこから数歩下ったところが乙女峠。真正面に富士山が見えます。

富士山は少し霞んでしまっていました。

ここから仙石原方面へと下ります。ここから30分程度下ると国道へ出ます。

小鳥のさえずりと新緑がすごく気持ちよかったです。

「こんな場所あったっけ?」と立ち止まると、すぐそばの枝に綺麗な小鳥がとまって美しい声で囀り始めました。近いんだけれど、枝から枝へと飛び移るので、なかなかゆっくり観察できません。「捕まえたりしないから、もう少し近くにおいで~」と言いたい気分。

この時は、後にこれと同じ種類の小鳥の姿を悲しいかたちで観察することになるとは思いもしませんでした。

杉林へ入ると、国道の車の音が近く聞こえてきます。

乙女口です。ここからは国道沿いを金時神社方面へ歩きます。

国道を歩いていると、道の真ん中に車とぶつかったであろう小鳥が落ちているのに気づきました。もしかしたら脳震盪を起こしているだけかもしれないと思い、車どおりが途切れた隙にその小鳥を拾い上げました。拾い上げたとき首がぐにゃりとしたので、「あ、折れてるかな」とも思ったのですが、まだ温かかったし、もしかしたら息を吹き返してくれるかも、という希望を持って、そのまま大事に手で包んで車まで持ち帰りました。

車に着いても小鳥は動きませんでした。それでもまだ望みはあるかも、と結局家まで持ち帰ったのですが、帰宅したときには既に小鳥は硬直してしまっていました。

この小鳥、ソウシチョウというみたいです。森から森へと移動するときに、たまたま車に遭遇してしまったんですね。ごめんね、私たち人間が森のなかに道をつくってしまったから。

小鳥は庭に埋めました。

追記:ソウシチョウのお墓にお花を植えました。命がつながりますように。

タイトルとURLをコピーしました