天城八丁池 2019年7月29日

山へ行こう

2019年7月29日(月)

東海地方もようやく梅雨明け。でも台風の影響か、お天気はどこも不安定。そこで近場で、コースタイムも短い天城八丁池で出かけてきました。

しばらく体を動かしていなかったので、体を慣らすつもりでテント装備を背負って出かけたのですが、これが大失敗。久しぶりのザックの重みは、すっかり筋力の落ちてしまった腰と足には少々負担が大きすぎたらしく、戻ってくる頃には右側の腰から太ももにかけて時折ピキッと痛みを感じるようになっていました。(幸い翌日には治りましたが) やはり普段から体を動かしたりストレッチをしたりしなければ、と反省。

水生地~天城旧隧道~天城峠~向峠~八丁池~下り御幸歩道~水生地

いつもの通り水生地に車をとめ、天城旧隧道まで林道を歩き、トンネル横の登山口から急斜面を九十九折に登っていきます。

雨上がりのせいか、足元をカエルが度々横切ります。ギンリョウソウも見られました。

ほどなくして天城峠へ到着。ここからはしばらく平坦な道が続きます。

大きなヒメシャラの木にこんにちは。木も、何度も会っているうちに、まるで知り合いになったかのように感じるものですね。

春には賑やかだった小鳥の声も聞こえず、森はひっそりと静まりかえっていました。

地面にはヒメシャラの白い花がたくさん。

向峠です。まだまだ平坦な道が続きます。

年々朽ちていく変わった形の切り株にもこんにちは。この切り株がまだ若かった(?)頃、ラップスカートを身に着けた女性の彫像みたいだなあと思ったものでしたが、今は・・・うーん、何かなあ。

いろんな種類のキノコもあちこちに見られました。オタマジャクシから孵ったばかりかと思うくらいの小さいカエルも。私に驚いて、慌てふためいて飛び跳ねて逃げていきます。ごめんね、びっくりさせて。一匹だけ、二回ほど跳ねて静かになったのがいたので、そうっと手の上に載せてみました。ちっちゃくて可愛い~😊

ヒメシャラの多い明るい林では、エゾハルゼミやヒグラシの声が賑やかでした。

馬酔木の道まで来たらあともう少し。道を登りきって突き当りを左に曲がるとトイレがあり、その向かい側に展望台へ続く道があります。(展望台まで2分くらい)

そこから5分くらいで八丁池です。途中、あちこちにギンリョウソウが見られました。天城にこんなにたくさんギンリョウソウがあるとは知りませんでした。

横から見ると本当に竜のよう。銀竜草とは言い得て妙。

(これ、ギンリョウソウですよね。それともギンリョウソウモドキ?)

八丁池です。だ~れもいませんでした。ここで1時間半ほど過ごしました。水神さんの手前の池のほとりでは、鹿が私と同じように座ってくつろいでいました。

耳をピンと立ててこちらを見ているので、ちょっと警戒させちゃったかな。

帰りは下り御幸歩道。雨に濡れた岩が滑りそうでしたので、用心しながら下ります。

ヒグラシが賑やかでした。

うわっ、気持ち悪い、と言いたくなるような、大きくてビラビラしたキノコ。

小鳥もいましたよ~♡ ホオジロでしょうか。

近くにもう一羽いて、ずっと2羽で鳴き交わしていました。私の姿を認めてもこの倒木の上から動こうとしなかったので、もしかしたら近くに巣でもあったのかもしれません。

天城山にて

さて、この日のもう一つの失敗は、水を十分持参していなかったこと。普段私はこれくらいのコースタイムの山では500ml程度しか水を飲まないので(もちろん多めに持っていますが)今回は1リットルしか持参しませんでした。ところが、梅雨の明けたこの日は気温が高く、汗をたくさんかいたせいか持参した水を途中で飲み干してしまいました。

車道へ出てしばらく歩いたところに段々になったワサビ田のようなものがあり、水がたくさん流れているのですが、そこにパイプが一本置いてあって流れてきた水が汲みやすいようになっています。天城の沢の水が飲めるのかどうか確認したことはないのですが、この沢より上に山小屋があるわけでもないし、わざわざパイプが置いてあるんだし・・と良いほうへ解釈して、私はこの水をごくごくと飲みました。乾いた喉にすごくおいしかったし、幸いお腹をこわすことはありませんでしたが、天城には鹿が多い。あまり不用意に沢の水を口にすべきではありませんでしたね。せめて煮沸でもすればよかったです。いえいえ、それ以前に水は十分持参しなければいけませんね。反省。

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